アンダーパスへ入る前に引き返す
アンダーパスは道路や鉄道の下をくぐるため周囲より低く、水が集中しやすい構造です。入口から水深や路面が見えない、情報板が通行注意・通行止めを示している、前の車が引き返している場合は進入せず迂回します。
国や自治体の冠水注意箇所マップ、道路カメラ、交通規制情報は出発前に確認します。地図に載っていない場所でも冠水するため、掲載外であることを安全の根拠にはできません。
車が冠水路で止まった場合
走行中に水位が上がり車が止まった場合は、可能なら早い段階でシートベルトを外し、ドアや窓から安全な高い場所へ避難します。ドアが水圧で開かない場合に備え、脱出用ハンマーは運転席から手が届く場所に固定します。
脱出用ハンマーではフロントガラスなどの合わせガラスを割れません。一部の車はサイド・リアガラスにも合わせガラスを採用しているため、破砕できる窓と正しい使用方法を車両説明書などで平常時に確認してください。
流れが強い、夜間で足元が見えない、マンホールや側溝が確認できない場合は、無理に水へ入らず110番・119番へ現在地と状況を伝えます。車や荷物を取りに戻りません。
水が引いても再始動しない
一度浸水した車は外見上問題がなくても、電気系統のショートや火災のおそれがあります。エンジンや電源を入れず、ロードサービス、販売店、整備事業者へ連絡します。ハイブリッド車・電気自動車は高電圧部品があるため、むやみに触れません。
安全な場所から車の四方向、浸水の高さ、室内、警告灯、周辺道路を撮影し、発生日時、場所、雨の状況、走行・停車状況をメモします。レッカーや保管費用の扱いも加入先へ先に確認します。
車両保険と処分を別々に確認する
台風・洪水・高潮等による水没を補償する車両保険もありますが、契約プラン、免責金額、原因、使用状況で扱いが異なります。保険会社・代理店へ事故連絡し、修理可否の調査と必要写真を確認します。
修理が難しい場合でも、保険会社の確認前に売却・廃車・部品取りを進めると調査に必要な状態を残せないことがあります。処分時は浸水歴と損傷を正確に伝え、保険手続きと売却手続きを分けて進めます。
参考情報
補償内容や手続きは契約により異なります。最終確認は加入中の保険会社・代理店へ行ってください。
